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提言1:延命治療と安楽死について

苦しむ患者を前にして「延命治療はやめてくれ」「安楽死させてあげてくれ」と言うのは、今の日本の倫理観においては否定され、犯罪視されます。

その患者に治る見込みがない、その患者自身では何もできない、という場合でもです。

ただそのように否定する人はほとんどが第三者です。患者当人や、その患者の面倒を見る家族たちはどうでしょうか。直接その患者の面倒を見る看護師もです。

・とにかくこの苦しみから解放させてくれ、解放してあげてくれ。

・これからずっとこの患者の面倒をみていくのはつらいし、たいへんだ。

あなた自身がその患者のような状態になったらどうでしょうか?その家族であればどうでしょうか?直接苦しみを味わう当事者でない人達が、無責任に正義をかざすのは間違っていると思います。


治る見込みのない患者は早く苦しみから解放してあげてください。

延命治療はしない。安楽死を合法化してください。


病気で1日でも、全く動けずベッドにじっとしたままという経験のある方ならおわかりですね。動けないのがどんなにしんどいか、自分で飲食ができず排泄もできないのがどんなにつらいか。それでも普通の生活ができるように回復する見通しがあれば、なんとか我慢できるし、しなければいけません。

でも良くはならない、ずっと寝たきりになる、自分では何もできない、そのような状態だと生きているのが苦しいだけです。早く死なせて欲しい、と誰もが思うはずです。その状態が長く続くと、大概の人は精神が破壊します。精神が破壊するのは、苦しみからの解放なのでしょう。


延命治療の打ち切りや安楽死に、もちろん条件は必要です。

・何より患者本人の意思。

・家族の意思。特に患者本人が意思を示せない場合。

・医師の判断(この患者は生きる価値があるという状態にまで治る見込みはない)。

この3つが揃うという条件は設ける必要があるでしょう。


想像を絶するほどに苦しむ患者、もう無理な状況になって患者を殺す家族、安楽死を求めて外国に行く人、見込みのない患者を診ることで負担が増す医療関係者、これら悲しい人達を救うために、また無駄な負担(人的、経済的の両面)を無くすために。

希望のない延命治療はしない、安楽死を合法化する、これらを早く実現して欲しいものです。

 
 
 

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